八大龍王神様への奉納の様子

令和七年四月四日に秩父今宮神社の龍神祭にて、八大龍王神様を祀る龍神木前でうたとまいを奉納いたしました。弥衣さんのうたと朝子さんのまいは、その場にそよぐ風と一体となり、美しい同期を見せてくれました。

秩父今宮神社の龍神祭は、日本三大曳山祭の一つである秩父夜祭に連なる物語の入り口となっているお祭りです。

その昔、役小角が当地(現在の秩父今宮神社)を訪れ、八大龍王神様をお祭りになりました。武甲山からの泉が湧き出ていたからです。以来、この八大龍王神様の力を宿した泉が湧き出るこの場所は聖地となり、秩父一帯の田植えの際にはこの泉の水を田に撒くことで豊穣の祈りといたしました。龍神祭はその一年の始まりの感謝を伝え、午後に行われる水分神事によって、水麻(みずぬさ)を秩父神社から来る神職・農民たちに授けます。

秩父神社の入り口に作られた、田の水口をかたどる「藁の龍神」の頭部に、この水麻を立てることで、この一帯の田畑に龍神様の力を宿した水が行き渡ることになり、秩父神社で御田植神事が始まります。このようにして春の田植えが始まり、秋の収穫のあと、冬になって秩父夜祭が行われます。

秩父夜祭では水幣の刺さった「藁の龍神」の頭部を大真榊を立てる榊樽に巻き付け、神輿・笠鉾・屋台の行列とともに夜通し練り歩き、龍神様に武甲山に帰っていただきます。

秩父の環境全体が恙無く自然からの恵みをいただけますようにとの祈りが込められています。

そのような龍神祭でうたとまいを奉納いたしました。その時の映像が以下で見られます。